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目でみる「永久の歌」7人全員のユニゾン

(注:こちらはマニアックな人向けの内容です)

36枚目のシングルが、早すぎる「ラストシングル」と銘打たれたことで、また否応なしに悲観のプロセスにいることを実感させられましたが、怒涛のリリース週間が過ぎましたので、未開封のまま積まれたものを開けつつ、このシングルもゆっくり楽しんでいきます。

メンバーはBerryzの魅力はライブであると言っていますが、なんのなんの、CDもデビューシングルからしてハイクオリティ。CD単体での音楽の魅力も決して尽きることがありません。

今回のCDもデータ的には前の記事*と基本的に同じで、付属DVDのMV音声トラックに、CDの44.1KHzを上回る48KHz、LPCMデータが格納されています。

さて曲順はCDの種類によって下の2つパターンがありますが、
初回限定AC、通常A
1 ロマンスを語って
2 永久(とわ)の歌 
初回限定BD、通常B
1 永久(とわ)の歌
2 ロマンスを語って
同じ曲でもそれぞれのパターンで長さが異なります。例えば「永久の歌」は2曲目にきた場合には、1曲目にきた場合と音が流れるまでの時間、終わった後の無音時間が異なり、全体で1秒弱(正確には0.84秒)ですが曲の長さが異なります。

お気に入りを集めてライブラリを作っている方で、前後の曲とのつながりがしっくりこない場合には、リッピング元に別のパターンのCDを使ってみるのもいいかもしれません。

実際の音が鳴る部分は、CDの種類に関わらず全てのサンプル値で同一であることを確認しています。ただ来年1月に発売されるベストアルバムへの収録時には、別の記事*で書いてあるように、完全な同一ではない可能性が大です。


さて本題の「永久の歌」は、編曲がどうも鈴木俊介氏らしい、という情報が先行して入ってきていたので、彼がこれまで手がけた曲を思い巡らし、ギタリストらしい最近の曲でいうと「ゴールデン チャイナタウン」「ROCKエロティック」のような曲か、個人的に大好きな「この指とまれ!」「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」のようなサビをユニゾンで鳴らす曲か、と期待していたのですが、まさかの両方入った期待を超えるとても素晴らしい曲でした!

「高らかーーーーに♪」
特徴的なのが最近では珍しい7人全員でのユニゾン。歌詞はもちろんですが、音だけでもぐっとくるものがあります。そこでこの部分を周波数解析にかけると、基音からの倍音が、2,3,4,5・・・?おいおいどこまで鳴っているんだよというぐらいに、ふり幅を下げながらもはっきりと確認できます。

7人とも個性的な声である(=ずれたピッチ)がゆえに、それが時間軸で揺れたとき、瞬間瞬間で重なりあってパワフルで豊かな音場が生まれているのかなとおもいます。

DTMのソフトシンセなどで正確な倍音を加えても、それはただ耳が疲れる音になります。そこで意図的に揺らすパラメータがあるのですが、それでも結局、耳に気持ちいい音は計算では作れません。

また気になったので、昔の曲での解析結果をいくつか見てみたのですが、これほど(3倍音以降でもはっきりと)は視認できるものがありませんでした。するとこれは11年目の今だからこそ、のものかもしれません。


これに鈴木氏が後ろでコーラスとインストを鳴らしているのですが、帯域を広げて解析したのをみると、ユニゾンを引き立てるように、高次の倍音がみんな気持ちよく揺れています。

鈴木氏のいつもの、このような平明なかぶせが大好きですし、このような要素はCDでのみ味わえるといっていいとおもいます。特にサビ入りのファ・ド・ファ、2回目のファ・ド・レは印象的で耳に残り、この余韻の中でメロディが動きます。

ちなみにこの図での最後のv倍音は、CDでは22.05KHz(赤線)より後はカットされているため、前述のDVDのMV音声トラックから取り出した場合のみ再生時に含まれます(かつ機器が対応している場合)。
(つんく♂氏のサプライズ発表への反応も様々)
Berryz工房はそもそも「ボーカルグループ」として結成されましたが、実際には歌が苦手なメンバーがいたり、これから迎える成長期の中で声変わりするだろうという、不確定要素がいっぱいでのスタートでした。

またこの「永久の歌」について、つんく♂氏はそもそもラストシングルとして製作を始めたわけではなかった、そして「不思議な気分でメロディが浮かんできました」と語っています。

メンバーは11年続いたことを奇跡と言っていますが、ラストシングル曲の7人全員のユニゾンが、目で見れる奇跡になったのも、決して、単なる偶然ではないはずです。